一人暮らし向け洗濯機の選び方とおすすめの人気モデルを5つ紹介！

一人暮らしを始めるときには、さまざまな家電を選んで揃える必要があります。なかでも洗濯機は、どのようなサイズや機能のものが一人用に最適なのかと迷う方も多いものです。

本記事では、一人暮らし向けの洗濯機の選び方を、おすすめのモデルとともに解説します。

一人暮らし向け洗濯機の基本と選び方

まずは、一人暮らし向けの洗濯機について知っておきたい基本的な情報と、選ぶ際のポイントを解説します。

一人暮らしに最適な洗濯機のサイズ

1人分の1日の洗濯量は約1.5kgといわれており、一人暮らしには4.5～6㎏の容量の洗濯機がおすすめです。洗濯物の量が多い方や、休日にまとめて洗濯するなどの生活スタイルによっては、7㎏の洗濯機を選んでもよいでしょう。

縦型洗濯機？ドラム式？

洗濯機には主に縦型とドラム式の2種類があります。

縦型洗濯機

水流で衣類同士をこすり合わせて汚れを落とす方式で、洗浄力が高いという特徴があります。狭いスペースにも設置しやすく、相場は3万～7万円と比較的安価なものもあるため、一人暮らしの方には人気があります。ただし衣類が絡んで傷みやすい点や、一度の洗濯に水を多く使用する点がデメリットです。

ドラム式洗濯機

洗濯槽を回転させて洗濯物を叩き洗いする方式です。洗濯槽が横になっている分、水をたくさん使用する必要がなく、節水性が高い傾向にあります。7万～10万円と費用相場は縦型洗濯機に比べて高めですが、長期的に見れば経済的です。

設置場所と搬入経路を確認してから選ぶ

洗濯機を選ぶ際、設置場所と搬入経路の確認は重要です。購入した洗濯機が部屋に置けないという事態にならないよう、ポイントを押さえて形やサイズを決めましょう。設置場所と搬入経路に分けてそれぞれ説明します。

オンラインショップで購入する場合も、店頭で購入する場合も、設置場所と搬入経路の確認ガイドが表示されることが一般的ですので、そちらで丁寧に確認しましょう。

設置場所のチェックポイント

搬入経路のチェックポイント

玄関や室内の扉だけでなく、建物の廊下や階段を通れるか、エレベーターに入る幅かどうかもチェックしましょう。とくにドラム式の場合は洗濯機のサイズが大型になるため、一人暮らし用の物件に設置する場合には搬入経路に注意が必要です。

一人暮らし向け洗濯機：おすすめモデルを5つ紹介！

ここからは、一人暮らし向けの洗濯機のなかからおすすめのモデルを5つ紹介します。

東芝 AW-10GM3：とても安い

東芝の全自動洗濯機「AW-10GM3(W)」は、循環水流によるパワフル洗浄機能を搭載し、大容量10kgの洗濯槽でたくさんの衣類も一度にしっかり洗えます。

洗剤と柔軟剤を一箇所にまとめて入れられる一体型洗剤投入ケースや、お風呂の残り湯を使って節水できる「ふろ水ポンプ」も備えています。

さらに、槽洗浄・槽乾燥コースやステンレス脱水槽、カセット式糸くずフィルターなど、お手入れのしやすさにも配慮されています。

洗濯・脱水容量	10kg
本体サイズ(幅×高さ×奥行)	622×639×1052mm
重量	約42kg
標準使用水量	138L

日立 PS-65AS2-W：つけおき洗いができる＆節水

日立の「PS-65AS2」は、つけおきタイマー機能でガンコな汚れも落としやすい二槽式洗濯機です。洗いとすすぎ終了をブザーで知らせてくれるので、家事の合間にも使いやすいのが特徴。抗菌パルセーターやステンレス脱水槽で清潔に保てるほか、標準とソフトの2つの水流が選べるので、衣類に合わせた洗濯ができます。シンプルな操作性と十分な洗濯容量も魅力です。

洗濯・脱水容量	6.5kg
サイズ(幅×高さ×奥行)	882×800×434mm
重量	約27kg
標準使用水量	43L

シャープ「ES-GE4E」：頑固な汚れを落とす高濃度洗浄

シャープの「ES-GE4E」は、少ない水量から洗い始める高濃度洗浄方式により、ガンコな汚れも落とせるよう工夫されています。標準コースのほかに、ボタンひとつでスピーディーに選択できる時短コースや、アイロンがけがラクになるシワ抑えコースなどの便利なコースが搭載されているのも魅力です。

洗濯・脱水容量	4.5kg
サイズ(幅×高さ×奥行)	565×890×540mm
重量	約30kg
防水パンサイズ	535 mm
標準使用水量	95L

東芝「TW-127XP3L/R」：ウルトラファインバブルで抗菌もできる

東芝の「TW-127XP3L/R」は、ナノサイズの泡で繊維の奥まで洗浄し、汚れの再付着も防ぐ「抗菌ウルトラファインバブル洗浄EX」を採用したドラム式洗濯機です。乾燥機能はヒートポンプ方式により、省エネで素早く衣類を乾かせます。

洗濯・乾燥容量	12kg（乾燥7kg）
サイズ(幅×高さ×奥行)	645×1060×720mm
重量	約89kg
防水パンサイズ	52 mm
標準使用水量	80L

アクア「AQW-SD12P-L」：まっすぐタイプでコンパクトなドラム式

アクアの「AQW-SD12P-L」は、ドラム式のなかでもコンパクトで設置しやすいタイプです。まっすぐなドラムにより衣類をしっかり洗えるほか、除菌もできる「お湯洗いモード」や、洗浄液をしっかり浸透させる「オールラウンド浸透洗浄」機能も搭載しています。

洗濯・乾燥容量	12kg（乾燥6kg）
サイズ(幅×高さ×奥行)	595×943×685mm
重量	約93kg
防水パンサイズ	540 mm以上
標準使用水量	36L

一人暮らしの洗濯機に搭載されている便利な機能

この章では、一人暮らしの方におすすめの洗濯機の機能を紹介します。自分に合った機能を搭載しているものを選び、より便利に洗濯機を活用しましょう。

予約選択機能で時間を有効活用

予約洗濯機能は、忙しい一人暮らしの方にとって便利な機能です。例えば洗濯完了時間を帰宅する頃に合わせておけば、帰宅後すぐに洗濯物を取り出して干すことができます。時間を有効活用できるうえ、洗濯機のなかに長時間洗濯物を入れっぱなしという事態も避けられるでしょう。

予約機能の設定方法は洗濯機にもよりますが、多くは洗濯コースと希望の終了時間を選択するだけと簡単です。

自動クリーニング機能で簡単にお手入れ

洗濯槽は、洗濯を繰り返すうちに洗剤カスや汚れ、カビなどが付着しやすくなります。これらの汚れを放置すると、洗濯物にニオイが付いたり、カビが繁殖してアレルギーの原因になったりする可能性があります。しかし忙しさでつい洗濯槽のお手入れを後回しにしてしまう方も多いのではないでしょうか。

自動クリーニング機能付きなら、洗濯と同時に洗濯槽を洗浄してくれるため、洗濯槽を清潔な状態で保つことができます。そのほか、洗濯槽や排水フィルターのお手入れ時期をスマートフォンと連携して通知してくれる機能が付いたものを活用するのもおすすめです。

乾燥機能付きで干す手間とスペースを省く

一人暮らしの場合、洗濯を外に干すベランダがなかったり、部屋干しするスペースがなかったりすることも多いでしょう。洗濯機に乾燥機能があればそのようなスペースの問題を解決できるだけでなく、洗濯物を干す手間を省き、部屋干しによる生乾きのニオイやカビの発生も抑えられます。

乾燥機能はドラム式だけでなく、縦型洗濯機にも搭載されている場合があります。ドラム式に比べると一度に乾かせる量が少なくシワができやすいというデメリットはありますが、省スペースで比較的安価なうえ、ヒーター式により手早く衣類を乾かせます。

節水・省エネ機能で節約する

一人暮らしの生活では、水道光熱費も気になるものです。洗濯機を購入する際は初期費用だけでなく、使用時にどのくらいコストがかかるかにも注目しましょう。購入価格が安くても、洗濯時の電気や水道の使用量が多いと長期的には高くついてしまいます。

節水や省エネになる機能の付いた洗濯機を選べば、安心して使用できるでしょう。また各洗濯機の仕様には標準使用水量や消費電力量が記載されているので、機能とともにチェックしてみてください。

静穏機能で近隣にも配慮する

アパートやマンションなどの集合住宅では、音や振動が静かな洗濯機が使いやすいでしょう。脱水時のような激しい振動はもちろん、乾燥機の振動も床を通して伝わるものです。

洗濯機の脚部分で振動を吸収できるようクッション性のある部品が使用されたものや、洗濯機の内部から発生する音を抑えて音響に配慮されたものなど、さまざまタイプがあります。住環境に合った静音機能を備えた洗濯機を選び、近隣にも配慮しながら快適に使用しましょう。

衣類を傷めない機能は女性におすすめ

デリケートな衣類を洗えるコースやシワになりにくい機能は、とくに女性の一人暮らしにおすすめです。女性は男性に比べてさまざまな素材の衣類を持っている傾向があります。衣類を傷めない機能が搭載された洗濯機なら、アイロンの手間やクリーニングに出すコストが省けるでしょう。

一人暮らしの部屋に洗濯機を設置する方法

一人暮らしの部屋に洗濯機を設置するには、自分で設置する方法と専門業者に依頼する方法とがあります。

自分で設置する方法

自分で設置する場合には、取扱説明書をよく読み、以下の点をしっかりチェックしながら設置しましょう。

洗濯機が水平でないと、運転中に大きな振動や騒音が発生したり、故障の原因になったりすることがあります。また、給水ホースや排水ホースの接続が緩いと水漏れが起こりかねません。アース線も接続しないと感電の危険性があるため、忘れずにつないでおきましょう。

ただし洗濯機は重量もあり、一人での設置は難しいものです。自信がない場合は無理に自分で設置しようとせず、専門業者に依頼することをおすすめします。

専門業者に依頼する方法

洗濯機の設置を依頼できるのは、主に以下のような業者です。

家電量販店は購入時、引っ越し業者は引っ越しと同時に設置する場合に依頼できます。費用は設置状況や業者によって異なりますが、一般的には5,000円から15,000円程度が相場です。

一人暮らし向け洗濯機の買い替えの目安

洗濯機の寿命は10年程度と言われています。またメーカーが設定している標準使用期間の多くは7年程度です。使用頻度やメンテナンス状況によっても寿命は変わるでしょう。

洗濯機の買い替えの目安としては、以下のような症状が見られる場合です。

洗濯中の異音や脱水時の振動が大きくなった場合には、内部の部品が劣化している可能性があります。また給水や排水がスムーズに行われなくなってくると汚れが落ちにくいと感じることがあります。エラー表示が頻繁に出て途中で動かなくなるようなときも、故障の前兆である可能性が高いでしょう。

これらの症状が見られたら、早めの対処が必要です。買い替えの際は、古い洗濯機を家電リサイクル法に沿って処分する必要があります。手間や費用がかかることもあるため、あらかじめ確認しておきましょう。

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